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加圧トレーニングでダイエット!そのメリット・デメリットは?

効果的なダイエットをするには、食事だけでなく運動を組み合わせることがポイントです。そこでおすすめなのは加圧トレーニングです。体力のない女性や高齢者でも無理なくトレーニングでき、効率的に筋肉を引き締めることができるトレーニング方法です。でも他のトレーニングやダイエット法と同じく加圧トレーニングにもメリット・デメリットがあり、それを踏まえて行うことでさらに効果的にダイエットできるでしょう。

ダイエットに加圧トレーニングを検討中のあなたへ

世の中にダイエット法は数多くありますが、効果的で安全なダイエット法というものは意外に見つからないものです。食事制限をして体重を減らすことはできますが、無理な減量では体を壊してしまいます。それに、食事制限で痩せた場合は食生活を元に戻すと体重もまた戻ってしまうリバウンドの可能性が高く、中途半端なダイエットを繰り返す悪循環に陥りがちです。健康的に痩せるためには運動によって筋肉を鍛えることが必要ですが、加圧トレーニングならキツいトレーニングをしなくても効率的に筋肉を引き締めることができます。

その方法は、腕と脚の付け根に加圧ベルトを付けて圧迫し、血流を制限した状態でトレーニングを行うというものです。実際は軽い負荷で10分ほどの短時間の筋肉運動ですが、血流を制限することで身体は重度のトレーニングをした時と同じような状態になります。すると脳はそれに対応して血流を増やし、筋肉を生成するために多量の成長ホルモンを分泌するように指令を出します。

このように行う加圧トレーニングはどうしてダイエットに効果的なのか、また行う上で気を付けなければならない点はあるのか、そのメリットとデメリットについてくわしく見てみましょう。

加圧トレーニングのメリット

加圧ベルトによって血流を制限し軽いトレーニングをすることで、実際の運動量以上に血中の乳酸濃度が上がります。脳は、体が疲労状態にあると感知し、てその回復のために多量の成長ホルモンを分泌させます。成長ホルモンには脂肪の分解を促す働きがある他に、細胞を活性化させ、生成・修復を早めます。

また、加圧した時にとめられた血流が除圧によって勢いよく流れることで、血管内にたまった老廃物などを流してくれるという効果もあります。また、とめられた血液が、これまで血液が流れ込まなかった毛細血管の隅々まで行き渡るので、末梢の血行が良くなり、高血圧の予防や肩こり、冷え性などの改善も期待できるのです。

多量に分泌される成長ホルモンのはたらきで、ダイエット効果だけでなく、血行がよくなり肌の細胞も活性化され、ツヤ・ハリもよくなる美肌効果もあらわれます。免疫機能も強くなり風邪などひきにくくなります。細胞の修復が早められるため、ケガの回復も早まるなど、体が若々しく変化してきます。成長ホルモンは若返りホルモンといわれ、アンチエイジング効果が知られているのです。本来成長ホルモンは骨や筋肉が作られるために分泌されるもので、加圧トレーニングの場合は通常時の約290倍もの成長ホルモンが分泌されるのです。普通のトレーニングでは約100倍とのことですから、かなり多いことが分かります。

10代がピークでその後減少し続ける成長ホルモンですが、加圧トレーニングを行えばいくつになってもその効果を手に入れることができるのです。しかも加圧トレーニングのいいところは、きつい筋トレをしなくてよいということです。筋トレというと、ついボディビルダーのように、重いダンベルなどを持ち上げながら、顔をしかめて汗をたらしているイメージが思い浮かびますが、そのような重度のトレーニングをしなくても、運動経験のない人や高齢者でも無理なく行えるようなトレーニングを週に2回ほど行うだけでも同じくらいの効果を得られるのです。

そして骨や筋肉の成長させるはたらきによって、トレーニングした部分の筋肉量が増えると、基礎代謝量がアップします。基礎代謝とは、人間が生きていくうえで必要な生理的機能を維持するために必要なエネルギー代謝のことで、たとえ寝ているだけでも消費するカロリー量のことです。年齢とともに基礎代謝量も減っていくものですが、筋肉が増えるとその分基礎代謝が上がり、何もしなくても太りにくい体質になれるのです。

知っておきたいデメリット

このように、いいことだらけの加圧トレーニングですが、注意すべき点もあります。血流を制限して行うので、素人判断では貧血などの危険もあります。ひとりひとりの体調や体質に合わせて調整する必要があり、専門の知識のあるトレーナーに指導してもらわなくてはなりません。トレーニング時間の調整も難しいのでやはり指示を守ることが大切です。

また、人によっては、点状出血といって、加圧ベルトを巻いた部分が内出血したような状態になる人がいます。普段は使われなかった肌の毛細血管にまで血流が流れたことによるもので、誰でも必ずなるわけでなく、また、数日で消えてしまうものですが、肌を見せるような職業の人は承知しておいた方がいいでしょう。

また、加圧トレーニングをジムやスタジオで行うと、通常のトレーニングに比べて料金が高いことや、加圧ベルトなどを購入するなどしてお金がかかるということです。自宅で加圧トレーニングを行うこともできますが、加圧ベルトを購入する際に必ず公認のトレーナーによる講習を受けることになっています。

ネットなどで探してみると、安い価格の加圧ベルトも見つけられますが、効果と安全を考えると多少高くても性能が保証されたものを用意したほうがいいでしょう。運悪く、性能のよくないものを買ってしまうと効果を得られず安物買いの銭失いということになりかねません。

また、デメリットということではありませんが、ダイエットを効果的にするための注意点として、加圧トレーニング後には有酸素運動を組み合わせるほうがよいことをあげておきます。加圧トレーニングによって分解された脂肪を効果的に燃焼するため、脂肪燃焼効果が高い有酸素運動が必要です。成長ホルモンはトレーニングを始めて20分~30分後、分泌のピークに達し、その後2時間くらい脂肪分解が進みます。この時間帯に、軽いジョギングやウォーキング、水泳などを組み合わせて行うことをおすすめします。

まとめ

ダイエットに加圧トレーニングを取り入れることで、引き締まったからだと、太りにくい体質を手に入れることができます。でも効果を得るにはやはり、公認のトレーナーの指示をまもって、地道に続けることが必要です。

どんなダイエット法やトレーニング法にも言えることですが、たった1度や2度のトレーニングだけで、魔法のように痩せられる方法はありません。からだを変えるにはそれなりの時間が必要だということです。

でも加圧トレーニングなら、比較的短時間で効果を感じられるでしょう。しかも、アンチエイジングというおまけまでついてきます。体重だけにこだわらず、活性化されて若々しくなった自分の体の変化に注目していきましょう。