赤い斑点は加圧トレーニングで身体が喜んでいる証拠

血流を制限して身体を鍛える加圧トレーニングは、終わった後に赤い斑点が腕にできることがあります。この斑点は身体に悪い影響があったからではなく、逆に効率良くトレーニングを行った決定的証拠であると言えます。出るのはほとんど最初のうちだけで、痛みもなく一週間以内に消えますし、トレーニングを重ねているうちに出なくなってくるパターンがほとんどですので、気にせずに身体作りに励みましょう!

 

赤い斑点の正体

加圧トレーニングを行ったあとに、腕に赤い斑点が出る人がいます。何が起こったのだろうと最初は驚くかもしれませんが、これが出るのは決して悪いことではなくむしろ身体にとって良いことですので安心してください。

この斑点の正体は点状出血と呼ばれるものです。点状出血は特発性血小板減少性紫斑病やアレルギー性紫斑病など血液に関わる病気が原因で出現する場合があるだけに、小さな出血をたくさんしているのを見ると身体のどこかが悪いのだろうかと不安になりがちですが、トレーニングのあとに出血しているケースにおいては病気とは全く関係ありませんので心配は無用です。

トレーニング以外でも激しい咳が続いたり嘔吐を繰り返したりしていると、顔面や首筋など力が入った部分に点状出血が起こることがあり、実は点状出血はそれほど珍しいものでも危険なものでもありません。そのままにしておいても無害ですし、数日すれば跡も残らずほぼ消えてしまいます。

また、妊婦さんが出産の際に顔に力を入れていきんでしまい、出産後には顔中が斑点だらけになってしまうというケースもよくあります。これは赤ちゃんを産むために一生懸命頑張った証でもありますので、医師や看護師にからかわれながらも労いの言葉をかけられていたりします。痛々しい感じがして見た目は決して良くはありませんが、真剣にトレーニングに取り組んだ勲章のようなものだというくらいのつもりで、あまり気にしないようにしましょう。

 

赤い斑点が出る原因

加圧トレーニングでできる赤い斑点は点状出血、いわゆる内出血ですが、ではなぜトレーニングを行うと内出血が出やすいのでしょうか?それは、加圧トレーニングならではの方法と大きく関係しています。

加圧トレーニングは加圧ベルトを腕や足の付け根に装着し血の流れを制御する運動方法ですが、ベルトで圧をかけてトレーニングすることによって普段は血液が行き届かない毛細血管にまで血流を送り込むことが可能になります。すると今まで使っていなかった毛細血管に急激に血液が流れ込んで内出血を起こし、それが皮膚上になって現れるのが赤い斑点の原因です。

特にベルトを巻いた部分に出る場合が多く、腕と足では筋肉や脂肪が薄い腕が出血しやすくなる傾向にあります。また、血管が硬かったり弱かったりしている人のほうが斑点は出やすいのですが、トレーニングを続けていくうちにベルトの圧によって血管が鍛えられて、血管壁の柔軟性が増してくると次第に内出血をしなくなっていきます。

体質的な原因だけではなく、不必要に圧をかけ過ぎても内出血は起こります。適正な圧をかけないと良い結果が得られないどころか身体に悪影響を及ぼしますので、ベルト圧の調整は専門知識のあるトレーナーにお任せして指示通りに装着しましょう。トレーニングを始めて間もない人は斑点が出やすいという説もありますが、実際は経験に関係なくトレーニング時間や体調などによって誰でも内出血は起こります。

 

赤い斑点ができないようにする方法

一週間弱で消えてしまうとはいえ、特に半袖やノースリーブなどを着用する季節には、腕に広がる赤い斑点がどうしても気になってしまいます。接客業などの仕事をしているのであれば、なおさら見た目には気を遣わざるを得ない場合もあります。内出血が起きないようにするために、何か対策できることはあるのでしょうか?

完璧に防げるというわけではありませんが、トレーナーに相談してベルトの圧を少し緩めてもらうとか、トレーニングを行う時間を少なくしてベルトを装着している時間を減らすなどが無難な方法です。もしハードな内容だったのなら、負担の少ないものに変更してもらうのもよいでしょう。

ただし、負荷をかける時間や量が短くなりますので、その分トレーニングの効果も通常メニューをこなすよりも薄れてしまうということも念頭に入れておきましょう。内出血は毛細血管に血液が急激に流れ込んで起こりますので、トレーニング前に入念なウォーミングアップをして、ある程度血の巡りを良くしておくのも作戦のひとつです。あるいは、ベルト装着前に腕をよくもみほぐして血管に刺激を与えておくのもよいでしょう。

どれも完全に内出血を防止できるわけではありませんので気休め程度ですが、どうしても斑点を作りたくないのであればトレーナーにその旨を伝えて、一緒に改善策を考えてみてください。もちろん、加圧トレーニングを行うと斑点が出やすいということを前提として受け入れ、やるからには見た目を気にしないようにするという姿勢も大切です。

 

赤い斑点が出たときの対処法

赤い斑点は毛細血管の内出血が原因で起こりますので、放置しておけば数日で自然に消えていきます。逆に強くこすったりすると広がるおそれがありますから、気にせずそのままにしておくのが一番です。どうしても気になってなんとかしたいというのであれば一般的な内出血の処置と同様に、冷やしてみるとか湯船に長時間入るのを避けてシャワーで済ませるようにするという方法を試してみてください。

薄着の季節であれば、少々暑くてもカーディガンを着用したり七分丈の服を選んだりしてしのぎましょう。ただし接客業で半袖の制服着用が義務付けられているような場合は、簡単に服装を変えるのが難しいです。可能ならば内出血が治まるまでアームカバーを装着したり、内出血が見えるような状態で接客しても問題ないかどうかを上司に確認したりして対応するのが精一杯です。仕事でどうしても見た目が優先されるのであれば、腕に内出血ができやすい加圧トレーニングを行うこと自体を控えるのが賢明です。

確実に効果のある対処法はなく、隠すか自然治癒に身を委ねるしかないのが現状ですので、腕に斑点が出ることによって支障が生じるようであれば加圧トレーニング以外の方法で身体を鍛えるしかありません。しかし、それさえ気にしなければこれほど効率良く筋力アップにつながるトレーニングはそうありませんので、夏以外の季節だけ行うとか腕用ファンデーションを塗るなどの工夫をしてみるのもよいでしょう。

 

まとめ

腕に出る赤い斑点は全くの無害であり、むしろ毛細血管にまで十分に血液が行き届いた結果であるということがおわかりいただけましたでしょうか?トレーニングを継続していくと血管が太くしなやかになり、やがて内出血が起こらなくなりますので、最初のうちは気にせずトレーニングに集中しましょう。

予防も対処方法も確実に効き目があるとは言えませんので、職業柄どうしても見た目を気にしなければならないのであれば、加圧トレーニング以外の方法を選択するのが確実です。そこまで神経質になる必要がない状況の人は、メリットもたくさんありますので是非とも挑戦して筋肉を鍛えるのはもちろん身体の内部から健康になりましょう!