加圧トレーニングで血栓ができる?!効果的な方法とは

加圧トレーニングは短時間で筋肉を鍛えることができる、効果的な方法です。多くのメリットがあり、海外セレブやアスリート、スポーツ選手なども行っています。しかし、このトレーニングのデメリットには血栓ができてしまうというものがあります。それは本当なのでしょうか?どうしてできてしまうのでしょうか?そのような事態にならないためには、安全にトレーニングを行うことが大切です。正しい方法でしっかりトレーニングを行いましょう。

 

血栓ができるとどうなる?

血栓とは、血管の中に血の塊ができてしまい、血管がつまってしまうことです。さらさらと血液が流れると健康的ですが、血管がつまってしまうと様々な悪影響が出てきてしまいます。例えば、脳の動脈がつまってしまうと脳梗塞、心臓の動脈がつまると心筋梗塞、足の静脈がつまると深部静脈血栓症といった様々な大きな病気を引き起こしてしまいます。 私たちに身近な例でいうと、エコノミークラス症候群があります。飛行機に長時間乗っていると、ずっと同じ姿勢でいて、足が固定されてしまいます。そして、足の静脈に血栓ができてしまい、それが肺の動脈まで移動し、塞いでしまうと肺塞栓症になります。これがいわゆるエコノミークラス症候群です。

では、血管がつまると具体的にどのような症状が現れるのでしょうか。脳梗塞の場合、手足がしびれたり、話しづらくなったりします。心筋梗塞や肺塞栓症の場合は、胸が痛んだり、息苦しくなったりします。深部静脈血栓症の場合、急に片足だけ痛みが出てきて、腫れることもあります。このような症状が現れた場合は、早急に対処が必要です。これらは突然起こる病気なので、疑われる場合はCTやMRI、心電図などでの検査が行われます。その後、血栓が見られた場合は、それを取り除く手術を行ったり、薬で溶かしたり、血流を流れやすくする薬を投与するなどの治療を行います。

では、なぜ血管がつまってしまうのでしょうか。もともと、糖尿病や糖脂質症といった病気を持っている方は、血管が傷つきやすいため、血管がつまりやすいです。また、エコノミークラス症候群の例のように長時間同じ姿勢で座り続けることで血管が圧迫されてしまいます。それにより足の静脈に血栓ができてしまうのです。

 

安全にトレーニングをしよう!

加圧トレーニングは、腕の付け根や足の付け根に専用のベルトを巻き付けて、圧力をかけて行うトレーニングです。これにより、成長ホルモンが大量に分泌され、筋肉を鍛えて脂肪を燃焼させるのに効果が高くなるのです。非常に魅力的なトレーニング方法ですが、注意しなければならない点があります。

自己流で圧力をかけすぎないことです。たくさん圧力をかければ、その分トレーニング効果が出そうだと勘違いしている方がいるかもしれません。しかし、適切な圧力をかけなければ、トレーニング効果は現れにくくなりますし、身体に危険を及ぼしてしまいます。加圧の加減や加圧の時間が適切でないと、血管が過剰に圧迫されてしまい、それが長時間にわたると、エコノミークラス症候群と同様に静脈血栓ができてしまう危険性があります。

しかし、決して加圧トレーニング自体が危険なものであるわけではありません。特に初心者の方は専門のジムやスタジオで、専門知識を持ったトレーナーに指導を受けながらトレーニングをすれば安心です。自宅用の加圧ベルトなども販売されているため、正しい知識を持たずに自己流でトレーニングを始めてしまうと、危険が伴うということです。きちんとした資格を持ったトレーナーのもとで、自分のその日の体調に合わせて適切な加圧加減、加圧時間で行いましょう。もしもトレーニング中に体調が悪くなったりした場合は、無理せずにトレーナーに伝えることも大切です。トレーニングをしたい!痩せたい!という気持ちは理解できますが、体調が優れないときには休息も必要です。

また、一般的に血液がサラサラになり、血管がつまらないようにするためには適度な運動、正しい食事といった生活習慣を整えることが大切です。また、長時間同じ体勢でいなければならないときでも、時々足を動かすなどして、運動することで予防になります。

 

間違いのないトレーニングの流れ

これから加圧トレーニングを始めたいという方のために、基本的なトレーニングの流れをご紹介します。まずはスタジオ、ジムへ動きやすいウェアを持って行きます。加圧ベルトは直接肌につけることができません。したがって、加圧ベルトをつける腕の付け根、足の付け根に肌の露出をしてしまう服ではトレーニングできないのです。半袖シャツ、ハーフパンツというスタイルが最適です。動きやすい気慣れた服がおすすめです。

始めてトレーニングを行う場合はカウンセリングがあります。人それぞれ、身体の状態や目標などが異なります。痩せたい、筋肉を増やしたい、健康維持を目指したい、等要望も違うでしょう。個々に合ったトレーニングメニューを作るためにカウンセリングは非常に重要な時間です。早くトレーニングしたい!と焦る気持ちは抑えて、正直に自分の状態や目標を伝えましょう。トレーニングを始めようと思ったきっかけとなる体の悩み、要望や目標、これまでの運動経験、現在の運動習慣、食生活などを聞かれます。それから、肩、腰、膝などの可動域を確認します。事故防止の対策も十分に行う必要があるからです。

このカウンセリングをもとに作成されたメニューで実際にトレーニングを始めます。トレーニングを行う中で、よりよいメニューを模索し、最適なメニューを作り上げます。また、その日の体調などによってもメニューは臨機応変に対応してもらえます。自分だけのメニューでトレーニングを行えるのが、トレーナーと一緒に加圧トレーニングを行うことのメリットと言えます。

トレーニングは、腕の付け根と足の付け根に加圧ベルトをつけて、トレーナーに適切な加圧をしてもらいます。ベルトを着けた状態で、その人にあった運動を行います。加圧することで、30分程の運動であっても、ハードな運動を2時間程行ったのと同じくらいの効果があります。短時間で行えるので、忙しい方でも始めやすいです。

トレーニングが終わると、加圧ベルトを外してストレッチで体をほぐします。筋肉を十分に伸ばすと、身体の可動域が増えます。筋肉量を増やすのはもちろん、ケガの予防にもつながります。

トレーナーと一緒に行うトレーニングはこれで終わりです。しかし、トレーナーは日常生活での運動や食事のアドバイスも行ってくれます。次回のトレーニングまでの時間も自分で健康的な生活を心がけましょう。

まとめ

加圧トレーニングで血栓ができてしまうという噂は嘘ではありません。しかし、あくまで自己流のトレーニングを行い、加圧の加減や時間を間違えてしまった場合に起こり得るものです。

また、トレーナーと一緒のトレーニングでも自分の体調を正しく伝えずに、無理して行うことも危険です。効果的にトレーニングを行うためには、トレーナーを信頼し、しっかりと自分の今の状態や今後の目標などを正直に伝えることです。そうすれば、トレーナーはあなたに合ったメニューを考えて、指導してくれます。正しい方法で行えば、安全で様々な効果ができるトレーニングなので、気になる方はぜひ始めてみてください。